朝日新聞に連載された「トークエッセー」の読者から「いつになったら本になるのか」という声を多くいただいて、緊急出版することになったんです。若い人に教えてあげたいことなどを書いています。(著者のコメントより)
現代文学には夾雑物が必要
少年のための残酷童話
実生活に役立つ演技の素養
本業以外の世界も知るべし
役に立った子供の頃の読書
老人は孤独に負けちゃいけない
上質の諷刺は風化しない
三島由紀夫との妙な因縁
世紀末を醸成する個人の力
慣用句の「抹殺」には反対
成人式は有料にしたら
政治家蔑視の風潮はマズイ
ケンカは、いつでもできる
あらゆる場所にケータイが
三島の芝居を笑うロンドン
五十年前の知恵を再編集して
悪い友人との付き合い方
いくつになっても色気を
他人の子をどう叱るか
良書が手に入りにくくなる
段取りのいい人、悪い人
「悪魔の辞典」独特の重さと深さ
わかりやすい政治という危機